冬の定番「輪奈ビロード」で道行コートを仕立てました。

冬の和装コートとして定番の輪奈ビロードです。一度は手にしたいと思い、今回仕立ててみました。生地は個人的にとっても好きな機屋さんのもので、柄は七宝繋ぎです。形は、悩みに悩んだ結果、王道の道行コートにしました。

仕立て寸法

  • 身丈 (肩)3尺
  • 裄 1尺9寸
  • 袖巾 9寸5分
  • 肩巾 9寸5分
  • 袖丈 1尺3寸5分
  • 袖付け 7寸
  • 袖口 5寸
  • 見八ツ口 2寸5分
  • 前巾 6寸3分
  • 後巾 7寸3分
  • 竪衿巾 4寸5分
  • 竪衿下がり (肩)6寸5分
  • 肩明き 2寸5分
  • 衿の付込み 2分
  • 繰越 1寸5分
  • 前下がり 無し
  • 小衿巾 5分5厘

仕立てのポイント

袖口5寸

袖口の大きさを通常より1寸狭くしました。冬に袖口から入る風は本当に寒いので、寒さ対策になるかなと思っています。

袖付け7寸

通常よりも7分大きくしました。はじめは男物と同じように身八つ口無し、振りも閉じてしまおうかと思ったのですが、身八つ口で吸収している布のタルミが、吸収できなくなってしまうのはどうかと思い、袖付けを長くして、仕立てはいつもの女物の方法にしました。

前巾6寸3分

私の場合の標準寸法が前巾5寸3分のところ、それよりもかなり大きな寸法にしました。前回タイトな寸法にしたところ、裾まわりに余裕がなさすぎて歩くとコートの裾が割れるのが気になってので大きくしています。
※前回のタイトな寸法はこちら >>> 結城縮の被布衿コート

竪衿巾4寸5分

今回一番のポイントになっているのがこの寸法です。竪衿巾は、基本が4寸、Lサイズで4寸1分、最大4寸3分程度のところ、4寸5分にしました。竪衿巾を広くすることで、衿が開いている部分に余裕が生まれます。私の場合、いつもなんとなく狭く窮屈な感じがするので思いきって広げてみました。

その他

袖巾と肩巾の割り振りを反物巾いっぱいの寸法にしました。袖巾を継ぐこともできましたが、継がなくても裄が取れそうだったので、今回は継がないことにしました。

仕立て工程

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