かなりハード…でも全員仕上がりました!座学で学ぶ和裁 袷着物の構造が学べる基礎クラスを開催しました。

ここは縫わないんだ!
ここから測るのね!
裏身頃はこうなっているのね!

夏の集中講座 基礎クラスでは
単着物を縫える方のご受講が多く
単と袷の違いを楽しんでいただいています♪

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夏限定集中講座では
縮尺した反物を使い、反物が着物になるまでの
全行程を、たった1日で体感できる講座です。

この講座の目的は
着物の構造を学ぶこと!!!

裁縫技術必要なし
構造が分かれば目的達成です!

袷着物の講座では、表身頃が仕上がった状態からスタートします。

まずは、単の着物とどこが違うのか、確認していきます。
縫い代の処理をしないだけでなく、縫わないところがあったり、寸法が違うところがあったり
そんな違いも面白いところです。

確認が終わったら、八掛・胴裏の裁断に入ります。

上の写真、黄色が八掛、白は胴裏、紺色は表です。
無地八掛の想定です。

今回も、もちろん
裁断する線、縫うための印が付いています。
裾芯と三ツ衿芯ももちろん付けます。

仕立て屋が行う作業すべてを体感していだたくことが出来ます。

途中、メモを取るときは
直接着物に書き込みます。

どこまで縫うのか、どの寸法をとるのか、何番目に縫うのか
すべて着物に書き込みます。

くけ途中、引き糸付けっぱなし、綴じ途中
「途中」というのが良いのです。

中を覗き見れる。
縫い代がどんな状況か確認できる。
仕上がり後、とってしまう引き糸も見える状態にしておく。

短期集中で着物の構造が学べる
座学で学ぶ和裁の目的は、
着物が仕立てあがるまでの工程を体感すること。

ぜひ一度、着物を仕立てに来てください。

この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。