スナップの代わりになる、衿の「引き糸」の付け方③

着物の衿についているスナップの代わりに、糸を付ける方法です。
今回は、広く留めることが出来る、M字形の引き糸の付け方をお伝えします。

スナップも良いですが、昔ながらの「引き糸」もなかなか良いんです。

引き糸の付け方

M字に留めることで、3か所で衿を押さえることができます。

右側から一気に糸を通していくので、長い糸が必要です。穴糸の場合、あまり絡まることは無いかと思いますが、ゆっくりと進めていきましょう。背中心と両肩あきのあたりに、糸が渡るようにすると良いと思います。

以下、写真で手順を追っていきます。

引き糸に使う糸

フジックス タイヤー 絹穴糸16号

糸が太いので、針穴の大きな物を使うのがオススメです。

和裁の基本について、こちらのページにまとめています。

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この記事を書いた人

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