第12回・第13回 座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座 入門クラスを開催しました。

たった1日で着物の裁断から出来上がりまでの全行程を体感できる「座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座」は毎年7月と8月に開催しています。
詳細はこちら >>> 座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座

今年も7月3日、5日に、単着物の構造を学ぶ入門クラスを開催しました。
1日完結する講座を入門クラスは2回開催しています。

和裁教室

入門クラスの内容

入門クラスでは、女物の「透けない絹の単着物」を想定しています。
衿は広衿、内揚げは前身頃にもつける、背縫いは講座内ではしませんが背伏せもしくは袋縫いをするという仕様になっています。

入門クラスでは、2日間で11名の方にご参加いただきました。
今回も日本各地からご参加いただきました。ありがとうございます。

今年は、「全体の流れを把握したい」「着物の構造が学びたい」という方に加え、「仕立てあがった着物をお直しするときに見るポイントが知りたい」と言う方も多く受講いただきました。

今年からは「今縫っているところが着姿のどこに影響するのか」にフォーカスし、着物を縫う場所の指示とともに解説を入れていきました。「今縫っているのが脇縫いで、この縫い目をこっちに移動させると、身巾が大きくなる」と言う感じです。この解説は寸法講座をご受講いただいた参加者の方に好評いただけたと思います。

来年はさらに「着物の構造と着姿」をより実感する講座へ進化させる予定です。

和裁教室

この講座で受講者さんが仕上げた着物

講座の様子

講座詳細

この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。