第8回目・第9回目 座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座 入門クラスを開催しました。

たった1日で着物の裁断から出来上がりまでの全行程を体感できる「座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座」は毎年7月と8月に開催しています。
詳細はこちら >>> 座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座

今年も7月6日、8日、単着物の構造が学べる入門クラスを開催しました。
1日完結する講座を入門クラスは2回開催しています。

座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座の様子

透けない単着物の構造を学びます

座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座の入門クラスでは、「透けない単着物」を想定しています。
衿は広衿、内揚げは前身頃にもつける、背縫いは講座内ではしませんが背伏せもしくは袋縫いをするという仕様になっています。

もっと深く和裁が知りたいと言う受講者さん

入門クラスでは、2日間で10名の方にご参加いただきました。
日本各地からご参加いただき、今年初めて海外からも一時帰国に合わせて参加いただきました。

今年は、「自分の着物を縫いたい」「全体の流れを把握したい」という方が多く、何かしら和裁というものに挑戦しているけれど本だけでは全てを理解するのが難しいと話してくれる方が多かったように思います。

自分のために和裁をもっと勉強したい、という方も多く「和裁って楽しいよね!」を共有できたのではないかと思っています。

今年から反物が新しくなりました!

今年から教材の反物が新しくなりました。
裁断する線や縫い合わせる線、着物の名称などが、より分かりやすくなっています。

昨年まで裁断する線などは手書きで用ししていましたが
今年は印刷されていて、よりハッキリと、どこからどこまでが何の寸法なのかがわかります。

縮尺は実際の半分でできており、仕立て上がった後も違和感なく復習用に使用できます。

受講者さんの縫った着物を紹介(一部)

講座の様子

講座詳細

この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。