「長襦袢の寸法を決めてから、着物の寸法を割り出す」を考える。その3

寸法を決める順番は、まず着物寸法を決め、その後、着物寸法を基に長襦袢寸法を割り出す、というのが一般的になっています。ここでは、着物の寸法を出す順番は「採寸→着物」ではなく、「採寸→長襦袢→着物」が良いのではないか、を考えていきます。「長襦袢の寸法を決めてから、着物の寸法を割り出す」はこの記事で完結です。

「採寸から長襦袢寸法を割り出す」について

採寸から着物寸法を割り出すこと(採寸→着物)が一般的な事に対し、採寸から長襦袢寸法を割り出すこと(採寸→長襦袢)について考えました。結論は、採寸から長襦袢寸法を割り出すことは可能だとなりました。

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「長襦袢寸法→着物寸法」について

「長襦袢→着物」の順で寸法を割り出すことは、逆の作業の様な錯覚をしているだけで、昔から双方行き来していた事。考えるまでもなく、長襦袢寸法から着物寸法を割り出すことは可能だとなりました。

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「採寸→長襦袢→着物」を考える

寸法を決める順番が「採寸→長襦袢→着物」になっても全く問題無いと考えています。ただ、ひとつ重要なことは、仕立てる長襦袢の形を決めておくことです。長襦袢にはいろいろな形があり、形が変わると割り出す寸法も変わります。
つまり、「仕立てる長襦袢の形を決める→採寸→長襦袢寸法を決める→着物寸法を決める」という順番です。

まとめ

前回の記事でも書きましたが、「採寸→長襦袢→着物」という順番で寸法を決めていくことは可能だと言えます。長襦袢寸法は着物寸法を割り出すための基準にし、着物寸法は羽織やコートの寸法を出すときの基準にします。着物は布を重ねていく衣服だと思うのですが、“一番身体に近い部分から寸法を決めていく”というのも良いのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。