お客様からご依頼をいただき、お宮詣りの時に着用する祝着「 八千代掛け (やちよがけ)」を仕立てました。この祝着の最大の特徴は反物を一切裁断していない点です。一枚の布を着物の形になるよう仕立てています。表地は3丈の白生地を使い、袖には別布で比翼が付いています。

仕立て上がり画像
八千代掛けの表地は白いままの反物を使うことが多く、袖の比翼に好きな色を入れて仕立てます。今回は優しいピンク色に染めた比翼を付けました。

「衿」という名前が付いている紐の中心に紐飾りを入れます。産まれてくる子は女の子と伺っていたので、お客様の優しく穏やかな雰囲気から桜にしてみました。

着用写真
お客様から写真掲載のお許しをいただきました。とっても素敵ですね。お写真拝見しているだけで私まで幸せな気持ちになります。



八千代掛けとは
八千代掛けの最大の特徴は、反物が一枚繋がったままの状態で着物のような形に仕立ててあることです。お宮参りでご使用いただいた後は反物に戻します。お子様の成長に合わせて、お好みの色柄に染め七五三用着物を仕立てたり、成人のお祝として着物を仕立てることも可能です。3丈の反物を使用しますので振袖を仕立てることはできませんが、色無地などに仕立てることは十分に可能です。
“産まれてきた子どもに1反の真っ白な反物を用意してあげる” という特別な想いと共にお宮詣りの後、反物にして保管しておくのも素敵だと思います。
※寸法は、通常のお宮参りに使用される祝着と同じです。サイズ感は違和感なくご使用いただけます。八千代掛けの袖に腕を通して着用することはできません。正面から見た時、着物を掛けているように見せた仕立てになっています。
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