【ご案内】着物の衿合わせは仕立てで決まる!抱巾の寸法講座

衿が開いてくる原因が知りたい!
衿の横に入るシワをどうにかしたい!
好みの衿合わせをキープしたい!

そんな方へ!!

着物の衿合わせは仕立てで決まる!
抱巾の寸法講座 のご案内です。

抱巾(だきはば) とは

抱巾とは、前身頃の胸辺りの巾を「抱巾(だきはば)」と呼びます。
この抱巾の寸法と着物の衿合わせの角度は直結しています。“どんな寸法で仕立ててあるか”で、着用時の衿合わせは決まります。

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衿合わせがキープできない原因

着物の衿合わせがキープできない原因は、仕立ててある寸法と着物の着方が合っていないことが原因です。

例えば、シャープな衿合わせになるよう作られた着物を、胸を覆うように衿を合わせて着用すると、着用直後から衿が開いてきます。胸を覆うように衿を合わせたいなら、それ用の寸法で仕立てることが必要なのです。

脇に布が余る原因

よくあるお悩みとして、“脇に布が余る”というものがあります。この原因は、3つ。①衣紋が抜けていないこと、②衿合わせの角度と仕立て寸法が合っていないこと、③単純に寸法が大きいこと。

脇に余る布を無くすことはできません。無くした瞬間からそれは着物では無くなるからです。着物の特徴は、袖付けが身体の肩ではなく、腕にあります。つまり、脇に布が余るのは必然だと言えます。

着崩れの原因

私たちは動く人間であることを理解することが大切です。身体を動かせば、着物もそれに応じた動きをします。脇に布が余るから腕を動かすことができる。肩周りにゆとりがあるから肩が凝らない。布のシワやタルミは身体を動かすためにある程度必要なものだと理解します。許容範囲を超えた着崩れは、着物の寸法と好みの着方が合っていないことになります。

着物を通じて伝えたいこと

ある先生との出会いが私の人生を変えました。
先生の精神性に惹かれ、感銘を受け、 着物 を通して人生を学ぼうとした決意。
私が実現したいことは、和裁を学び、着物を学んだ、その先にあります。

もうひとつのテーマである「精神性」を磨くことです。
自分を見つめること、価値を創造すること、そして、自由に生きること。
「着物を通して人生を学ぶ」覚悟を決めて、飛び込んだ和裁の世界。

寝る間も惜しんで縫い続ける孤独との戦い…。
目標を見失うことなく貫いて通せたことは、私の目指す「精神性」にも近づけた、
大切な経験になりました。

みなさんは、何を実現したいですか?

着物の寸法

こんな方にお勧めです!

  • 衿崩れの原因が知りたい方
  • 衿合わせの角度が着物によって違う原因が知りたい方
  • 着用後の衿合わせをキープしたい方
  • 衿の横に入るシワが気になる方
  • 脇に現れるシワの原因が知りたい方
  • 抱巾についてより詳しく知りたい方
  • 衿合わせと抱巾の関係が知りたい方
  • 抱巾の具体的な寸法の決め方について知りたい方
  • なぜその寸法になっているのか知りたい方
  • 着付け講師・着物販売員・着物作家
  • 着物が好きな方
抱巾

内容

着物の寸法 の確認
  • 着物の名称の確認
  • 着物の寸法 の確認
抱巾の解説
  • 抱巾を“付ける・付けない”の解説
  • 抱巾寸法の出し方
  • 抱巾と衿合わせについて解説
仕立てラインを描く
  • 実際に4パターンの仕立てラインを描き、衿付けラインの比較をする

事前学習

ご受講前にご自身の着物の採寸する事をお勧めしています。
下の図の▢に測った寸法を書き込んでみましょう。

・資料のダウンロードはこちらから >>>

事前学習に動画「着物の寸法講座」の視聴もオススメです

2022年まで毎月オンラインで開催していた「着物の寸法講座」の動画販売をしています。
実際に2名の受講者さんをお迎えし、スライドを共有しながら進めています。
《全164分》着物の寸法講座 テキスト11ページ付き(動画にリンクがあります。お客様ご自身でダウンロードをお願いいたします。)

受講について

ご自身で着物が着られる方を対象にしています。
この講座は「抱巾」と衿合わせの関係をより深くお伝えする講座です。事前準備として、身丈や裄、前身頃、後身頃、衽など、基本的な着物の名称を事前に理解していただけますとスムーズに受講することができます。例えば、「次に作る着物の寸法を決めてほしい」という場合は、講座ではなく寸法相談がおすすめです。

受講者さまのご感想

■Y様
【受講クラス】
着物の寸法 講座

【受講しようと思った理由を教えてください。】
寸法の仕組みが分からないと、自分(の寸法もですが)以外の、
体型の方に仕立ててあげられないと思ったから。

【良かったところを教えてください。】
寸法と着姿の関係を的確に解説いただけたとこ。

■K様
【受講クラス】
着物の寸法 講座

【受講しようと思った理由を教えてください。】
自分の寸法を知りたかったので。

【良かったところを教えてください。】
少人数で質問しやすかったところ。

これまでのご感想はこちら >>>FEEDBACK

この講座を受けていただくと…

  • 抱巾について深く理解することができます。
  • 抱巾と衿合わせの関係が理解できます。
  • 衿合わせの好みから抱巾寸法のご提案ができるようになります。
  • 理想寸法をご自身で見つけられるようになります!
  • ご自身の着物が「なぜこの寸法なのか」理解できます!
  • お客様へ寸法のアドバイスができるようになります!
  • お客様の寸法を算出することがでします!

着物には制限がある。だから、面白い!

詳細

着物の衿合わせは仕立てで決まる!
抱巾の寸法講座 (いつでも質問できるLINEサポート特典付き)

【開催スケジュール】
2024年3月6日 13:00〜16:00@東京表参道
2024年9月30日 13:00〜16:00@東京表参道
2025年3月中旬 13:00〜16:00@東京表参道

【金額】 27,500円 (税込)
【定員】 6名
【場所】 東京:表参道駅徒歩3分、名古屋:本山駅徒歩3分、京都:四条駅徒歩2分

キャンセルポリシー

お客様の都合によりキャンセルの場合、

  • ご予約日の1週間前までのキャンセルは、全額返金致します。(振込手数料差引額)
  • ご予約日の6日前までのキャンセルは、50%を返金いたします。(振込手数料差引額)
  • ご予約日の前日及び当日のキャンセルは、キャンセル料100%が発生いたします。
  • 未入金の場合も上記規定によりキャンセル料が発生いたします。

以上に関してご同意の上、お申し込みをお願いいたします。
キャンセルポリシーと同意事項のご確認もお願いいたします。
 >>>キャンセルポリシーと同意事項

講師プロフィール

若松 美紀(和裁技能士)
2008年和裁学校に入学 。
通常4年間通うところを3年間で卒業。
3年間で約600枚(月平均16枚以上)の着物を仕立て上げる。
通常、留袖、振袖までしか習得できないところを、
子供の物、半纏などの綿入れ、特殊物も多数習得し卒業。
2011年独立。
着物の仕立てに特化し、仕立てのお仕事、和裁教室を開催。
和裁教室では、生徒さんより「わかりやすい」「資料が良い」と好評いただいています。
2018年より「座学で学ぶ和裁」を開催。
着物の構造を学ぶことに特化した講座のため、「短期間で着物がわかる!」「和裁の復習になる!」など、多くの方から好評をいただいています。
2021年より名古屋文化短期大学非常勤講師(2023年まで)
2022年 「美しいキモノ秋号」掲載

2023年10月〜ヴォーグ学園名古屋校「KOTARO趣味の和裁教室」開催
現在は3児の子育てをしながら、和裁の仕事をし、
仕立てへの情熱はまだまだ絶えず、年に数回和裁の研修会にも参加しさらに技術を磨いている。

この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。