11月下旬、着物の裁断講座を名古屋にて開催しました。
和裁教室に通っている方やこれから着物を縫いたいと思っている方にご参加いただきました。
ありがとうございます。
今回開催した講座
反物の裁断方法が学べる「着物の裁断講座」を開催しました。
小紋着物を想定し、無地の反物・飛び柄小紋の反物・市松柄の反物の裁断を学びます。
>>> 【ご案内】反物の裁断が知りたい !! 座学で学ぶ和裁「着物の裁断講座」のご案内
着物の裁断は難しいのか
“反物の裁断さえできれば、自分で着物が縫える”という方はもしかすると多いのかもしれません。
「反物の裁断がわからない」原因は、型紙が無いことに加え、布を重ねた状態で立体を想像しなければいけないことにあります。2つのことを同時進行で考えなければいけないことにに混乱しているが状態が、“反物の裁断がわからない”となっているのではないでしょうか。
この講座では、4つのステップに分けて反物の裁断を解説しています。
①寸法を決める
②寸法の計算をする
③反物を見積もる
④裁断できるように反物を置く
まずは柄合わせの無い無地の反物で布の置き方と要尺の確認方法を体で覚えます。何度も反物を動かし手を動かしているうちになんとなく分かるようになってきます。
講座を終わるころには、布の要尺の計算は自然にできるようになり、柄合わせの事だけを考えることができるようになっています。
トルソーの着物姿を見ながら柄合わせを考える
裁断するときに大切なことは、着物を着用したときのイメージを具体的に想像することです。
どこにどんな柄を配置し、どんな流れにするのか。傷や汚れがあったとき、どこに隠すのか。着用時に見えなくても、畳むときに見える場所なのか、完全に裁ち出せるのか、縫い代に入るのか。帯はどこにくるのか、膝の位置はどこなのか。
トルソーの着物姿を見ながら、“ここに柄を持ってきたいなら、ここを肩山にしないといけないな” なんて考えながら反物を動かしていきます。
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