第10回・第11回 座学で学和裁 夏限定集中講座 入門クラスを開催しました。

たった1日で着物の裁断から出来上がりまでの全行程を体感できる「座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座」は毎年7月と8月に開催しています。
詳細はこちら >>> 座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座

今年も7月4日、6日、単着物の構造が学べる入門クラスを開催しました。
1日完結する講座を入門クラスは2回開催しています。

入門クラスの内容

座学で学ぶ和裁 夏限定集中講座の入門クラスでは、「透けない絹の単着物」を想定しています。
衿は広衿、内揚げは前身頃にもつける、背縫いは講座内ではしませんが背伏せもしくは袋縫いをするという仕様になっています。

今回の受講者さんの様子

入門クラスでは、2日間で11名の方にご参加いただきました。今回も日本各地からご参加いただきました。ありがとうございます。

今年は、「全体の流れを把握したい」「着物の構造が学びたい」という方が多く受講されていたように思います。

受講者さんの中には、和裁教室に通われた経験のある方や現在通われている方、独学で和裁を勉強し何枚か縫った経験のある方にもご受講いただき、その方々には“着物を縫う前の前提条件”みたいなものや縫い方の順番、着物の全体像を掴んでもらえたのではと思っています。一度実物大を縫った後でのこの講座の受講は、より全体像が見えるようになり、細かな部分の疑問を解消できると思います。

今年はさらに反物が進化しました!

昨年から布に名称などを印刷したKOTAROオリジナル反物教材を使用していますが、今年は昨年の問題を改善し、さらに縫いやすくなりました!昨年は布が硬く、縫うのが大変だった点は、生地を見直し、今年はサクサク進みます!また微妙にズレていた合印をピッタリにしました!途中、線が途切れていた部分があったので、来年はここを改善したいと思います。

この講座で受講者さんが仕上げた着物

この講座で受講者さんが仕上げた着物を一部紹介します。

講座の様子

講座詳細

この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。