抱巾 を付けるということは、胸を覆う布を少なくするということ。

衿合わせと 抱巾 の関係は非常に密な関係になっています。
着崩れの例として“衿が開いてくる”理由はこの抱巾にあると言えます。ここでは、“抱巾を付ける”とは着姿のどの部分を指しているのか簡単に解説したいと思います。

着物

抱巾 とは

抱巾とは、胸位置での前巾を指す。私の場合は、揚げの位置で抱巾を測っている。具体的な位置は下の画像参照。
・関連記事 >>> 着物寸法【基本】抱巾の決め方

資料一覧よりダウンロード可 >>> 資料一覧

抱巾を付けるとは

抱巾を付けるとは、前巾よりも狭い巾で仕立てるという事。
つまり、衽付けの線が斜めになる。(下の画像参照)

抱巾を狭くすると着姿にどんな影響があるのか

抱巾を狭くする=胸を覆う布の量が少ない=シャープな衿合わせになる
(下画像参照)

抱巾

関連記事

\プロの方にたくさんご受講いただてます!/
この講座では、着物を仕立てるために必要な全ての寸法について標準寸法をお伝えし
その寸法を変えると着姿がどう変化するのかを解説しています。
着物寸法の基礎を知り、着姿から理想寸法を一緒に見つけましょう。
次回、2025年3月14日東京、2025年10月24日名古屋にて
着物の寸法講座を開催します。

この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。