KOTARO和裁教室の生徒さんが、 和裁教室 内で着物を縫い、仕上がった着物のレンタルを始めました。
本業は着付け師。七五三などの出張撮影の仕事をされている生徒さん。和裁は初めてでしたが、洋裁経験が豊富で、どんどん仕上がっています。今回は、そんな着物レンタルショップをオープンした生徒さんを紹介します。

和裁経験2年
KOTARO和裁教室へ初めて来てくださったのは、2022年3月。
ご自分用の浴衣から縫い始め、その後、3才女児単着物(下写真ピンクの着物)、被布2枚同時進行(下写真有り)、3才女児袷着物(下写真オレンジの着物)と進みました。“見よう見まねで裁断してみたんですけど合ってますか?”と言われた時はとても驚きました。その後、前職でパタンナーだったこと、アパレル経験があること、着物を常に見ていること、着せていること、などなど、いろいろなお話を聞いて納得したのを覚えています。
彼女は常に裁断を楽しんでいる、と言うのが私の印象です。
洗い張りをした反物(着尺)から子供物を作ることが多く、どこをどう使って子供用の着物にするのか、いく通りもある使い方の中から、良い位置に良い柄が出ること・傷汚れが隠れること・身丈や袖丈など寸法が取れること、この条件を満たす布の使い方をいつも楽しそうに考えています。
今は7才女児袷着物に取り掛かっています。
“袖丈を長くしたいから、元の身頃から袖を取り、元の袖を継いで身頃にしよう”
そんな話をしたばかりです。でもきっと、今回もすぐに仕上がる気がしています。
“七五三の着物レンタルをしたい”
2年前、教室へ来てくれた当初から聞いていた彼女の夢がついに叶いました。“レンタルショップをオープンしました!”と報告をもらった時はとっても嬉しかったです。
この記事の最後に着物レンタルショップの紹介もしていますので、ぜひ見に行ってみてください。本業で着付け+出張撮影をされていることもあり、着物も素敵に写っていますが、モデルの女の子の笑顔も最高です。
KOTARO 和裁教室 で縫った着物



着物レンタルショップはこちら
Marico Bunco (マリコ ブンコ)
https://maricobunco.base.shop
捨てられる着物を
どうしても見捨てられない。
安く売られる可哀想な着物を
解いて洗ってもう一度生まれ変わらせたい。
古き良きキモノは時代を越えて
次の世代に受け継がれるべきものだから。
アンティークキモノを解き
一針ずつ手縫いで縫いすすめて仕立て直しました。
新しい息吹を吹き込んで
生まれ変わった着物を
レンタルでご案内しています。〈Marico Bunco ブランドストーリーより〉
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