東京にて長襦袢・着物・羽織・抱巾の寸法講座を開催しました。

10月上旬、東京にて着物の寸法講座など4つの講座を開催しました。
着物悉皆業の方や和裁経験者の方、販売員の方など、たくさんの方にご受講いただきました。
ありがとうございます。

東京表参道会場の様子

今回開催した講座

寸法を変えると何に影響するのか

着物・長襦袢・羽織・抱巾の講座、共通して皆さんが疑問に思っていることは、“各寸法の関係性”でした。

  1. 寸法を変えると、他の寸法にも影響するのか
  2. 寸法を変えると、着姿はどう変わるのか
  3. どんなとき、どの寸法を変更すると良いのか

この3つの疑問を解決するためには、いろいろな寸法の着物を自分で着用し、着心地と仕立て方法に無理がないのかなど確かめる必要があります。寸法講座では、この3つの疑問にお答えするため、私自身の身体を基に、寸法を変えた場合の着姿と着心地、仕立て可能範囲であるのかなど、お伝えしました。

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グループ開催のメリット

東京開催では、各講座3名〜5名の方にご参加いただき、直接具体的な数字で寸法についてお伝えしました。
グループ開催のメリットのひとつは、受講者さん同士の疑問の共有だと思っています。和裁経験の有無や着物寸法についての予備知識に差があったとしても、どんな疑問が存在しているのか、を知ることはとても貴重だと思います。そして、疑問が生まれる前の、その人が“どんな視点から着物を見ているのか”を知ることもでき、とても有意義だと思います。

トルソーを準備してより分かりやすく

今回はじめて名古屋からトルソーを持ち込み、講座内で使用しました。
より着方と寸法の関係を目で確認できたのではと思っています。わざわざ名古屋から持ってきたのは、トルソーのサイズが私の体型サイズになっているから。体型と寸法は合っていても、着方を変えるとどんな不具合がでるかを具体的に見ることができます。

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ご感想

40代 主婦
自身の寸法を知りたかったので
50代 主に着付けのお仕事
着付師として着付けを極める為に、着物について深く知りたいと思い受講させていただきました。

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この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。